ハウス・オブ・ゴッド』(House of God)は、デンマークのヘヴィメタル・バンド、キング・ダイアモンドが2000年に発表した9作目のスタジオ・アルバム。

背景

バンドの中心人物キング・ダイアモンドは、1998年6月から1999年秋にかけてマーシフル・フェイトとしてのツアーやレコーディングを優先しており、本作はキング・ダイアモンド名義では約2年半ぶりの新作となった。フランスのレンヌ=ル=シャトー(キリストの墓にまつわる伝説で知られる地域)を舞台としたコンセプト・アルバムだが、ストーリー自体はキング・ダイアモンドの創作である。主人公の男は、美しい狼に導かれて「ハウス・オブ・ゴッド」と呼ばれる教会に足を踏み入れ、その狼の正体は人間の少女で、男は彼女を「エンジェル」と呼び愛するが、彼女は悪魔に呪いをかけられており、男がその呪いを引き継いで、絶望にさいなまれた男はやがて「ハウス・オブ・ゴッド」に隠されたカタコンベの秘密を知る…という物語となっている。

反響・評価

スウェーデンでは2000年6月15日付のアルバム・チャートで60位を記録するが、翌週にはチャート圏外に落ちた。また、フィンランドではアルバム・チャート入りを逃す結果となった。

ジェイソン・アンダーソンはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「歌詞に関しては、キング・ダイアモンドの過去の作品と同様に仰々しく、壮大で、馬鹿馬鹿しいとも言えるコンセプト・レコードとなっているが、『ゼム』や『アビゲイル』といった傑作とは違い、音楽面での真剣さに欠ける」と評している。ドム・ローソンは2020年、キング・ダイアモンドの全キャリア(マーシフル・フェイト名義の作品も含む)におけるアルバムのランキングで本作を19位に挙げ「キング・ダイアモンドのカタログ中でも知られざる傑作」と評している。

収録曲

特記なき楽曲はキング・ダイアモンド作。13.はインストゥルメンタル。

  1. アポン・ザ・クロス - "Upon the Cross" – 1:45
  2. トゥリーズ・ハヴ・アイズ - "The Trees Have Eyes" (King Diamond, Andy LaRocque) – 4:46
  3. フォロー・ザ・ウルフ - "Follow the Wolf" – 4:27
  4. ハウス・オブ・ゴッド - "House of God" (K. Diamond, A. LaRocque) – 5:36
  5. ブラック・デヴィル - "Black Devil" – 4:28
  6. パクト - "The Pact" (K. Diamond, A. LaRocque) – 4:10
  7. グッドバイ - "Goodbye" – 1:59
  8. ジャスト・ア・シャドウ - "Just a Shadow" – 4:36
  9. ヘルプ!!! - "Help!!!" – 4:21
  10. パッセージ・トゥ・ヘル - "Passage to Hell" – 1:59
  11. カタコンベ - "Catacomb" (K. Diamond, A. LaRocque) – 5:01
  12. ディス・プレイス・イズ・テリブル - "This Place Is Terrible" – 5:34
  13. ピース・オブ・マインド - "Peace of Mind" (A. LaRocque) – 2:32

参加ミュージシャン

  • キング・ダイアモンド - ボーカル、キーボード
  • アンディ・ラ・ロック - ギター、キーボード
  • グレン・ドローヴァー - ギター
  • ポール・デヴィッド・ハーバー - ベース
  • ジョン・ルーク・ヘバート - ドラムス

アディショナル・ミュージシャン

  • コル・マーシャル - キーボード

脚注


ハウス・オブ・ローズが新曲「Go To Hell」のPVを公開 amass

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映画『ハウス・オブ・グッチ』特別映像<LADY OF THE HOUSE編> YouTube

『ハウス・オブ・ザ・デッド』最新作のロケテストが秋葉原で開催中。音が! 風が! ギミックが楽しい! 電撃アーケードWeb