硫化リチウム(りゅうかリチウム、英Lithium sulfide)はリチウムの硫化物で、化学式Li2Sあるいは(Li )2S2–で表される無機化合物。蛍石のような結晶構造で、潮解性のある粉末。卵の腐ったような独特の臭気がある 。

用途

リチウムイオン二次電池や全固体電池などの電解質・正極材に使用される。

製法

無水アンモニア中で、リチウムと硫黄から生成される。

2 Li   S Li 2 S {\displaystyle {\ce {2Li\ S -> Li2S}}}

性質

無色または白色の結晶で、立方晶系に属し逆蛍石型構造でその格子定数はa = 5.708Åである。

水に易溶であるが加水分解しやすく、水溶液はアルカリ性を示す。また水溶液は硫黄を溶解し、Li2S2あるいはLi2S4などポリ硫化物を生成する。

危険性

不燃性であるが、加熱により二酸化硫黄や硫化水素が発生する。酸類との接触でも硫化水素が生じる。腐食性があり、目や皮膚に接触すると炎症や痛みが生じる。水との接触で発熱する。経口投与した場合の半数致死量(LD50)は、ラットで240mg/kg、マウスで1,200mg/kg。

脚注

外部リンク

  • 製品安全データシート(純正化学株式会社) (PDF)

Lithium Sulfide

JP3816141B2 硫化リチウムの製造方法 Google Patents

JP2015137183A 硫化リチウムの製造方法 Google Patents

全固体リチウム硫黄電池とは?他電池との比較、開発するメーカーも紹介

リチウム硫黄電池 Coherent